こんにちは
美QOL 丹羽 弘昌です
今回は寝違えの原因と対処方法をお伝えします。
寝違えの対処方法
最初に左右どちらに首を向けた時に痛みが強いか確認します。
回した反対側の首が痛む人はこのまま読み進め下さい
回した側の首が痛む人はこちらをご覧ください。
①痛む側の腕を肘を曲げてグルグル回してください
時計周り、半時計周り10回ずつ 肩甲骨から動かす意識でやるとよりいいです。
②写真のように背もたれのある椅子に座り
痛い方の手のてのひらで背もたれを押してください
強く押さなくていいです、肩の力抜いてぐっぐっとリズミカルに15回ほど押してください
無理のない範囲で痛みがある方に顔を向けるとより良いです、が無理はしないでください
①と②を3セットすれば首の痛みはだいぶ引いていると思います。
やってもまだ痛み、手のしびれが強い方は筋肉の損傷ではなく関節や靭帯を痛めた頸椎捻挫の可能性があります
最寄りの接骨院へ行かれる事をオススメします。
寝違えの原因
寝違えの多くは筋肉がストレッチされすぎて起きています。
ストレッチというと良いもののイメージですが伸ばし続けるのはアウトです
というのも筋の中には血管、神経が通っていて引き伸ばされることで往来がしづらくなるのです。
血流が滞れば筋肉は痛みというSOS信号を脳に送ります これが痛みの原因です。
(神経が滞れば筋肉は弱まり小さくなります)
そして寝違えの筋肉はだいたい決まっていて
頭(頸)板状筋、胸鎖乳突筋、肩甲挙筋の3つです
頭(頸)板状筋、胸鎖乳突筋本来の役割は首をそれぞれ左右の筋が振り向かせたり、傾けたりして頭の位置を調整します
肩甲挙筋は肩をすくめる動きが本来の仕事ですが首と肩甲骨の係留ロープの役割もあります。
この筋肉が寝ている間にストレッチされすぎるシチュエーションとしては
枕の高さが合っていない横向きでの寝姿勢
枕が頭より下、首寄りにあった場合の仰向け姿勢
その他寝相の問題で頭と肩の位置関係が大きく離れてしまった寝姿勢などがあります。
頭がずれた状態が長く続けば頭の位置を正常に戻そうとする筋肉は疲れ果ててしまいますね
引き伸ばされ血流も少なく疲れ果てた結果が寝違えです。
寝姿勢についてはこちらをご覧ください
寝違えの他の筋肉への影響
頭板状筋などが寝違えの原因というのは伝わったと思います
しかし人の筋肉は繋がっていて首の硬さ不調は肩にも伝わることもあります。
左の図は肩甲挙筋から棘上筋(きょくじょうきん)という肩を上げる筋肉の連動を示しています。
右の図は頭板状筋から菱形筋(りょうけいきん)という肩甲骨を内側に引き寄せる筋肉との連動です。
それぞれ対処の①と②で動かした肩の動きに関わっていて
これらが動くことによって引き伸ばされて血流不全になっていた頭板状筋たちに血がポンプされます。
筋肉はそれ単体で動くのではなく隣り合った他の筋や靭帯、骨とも連動しています
その流れは一方向じゃなく双方向です
今回は隣り合った場所でしたが遠いと目を動かす筋肉と足のつま先立ちの筋が関係していたりします。
この流れが身体全身滞りない状態が美姿勢です
研究によれば筋だけでなく腎臓や肝臓はじめ内臓も姿勢の影響を受けるので
健康な身体作りのとっかかりとして姿勢の見直し矯正をはじめてみることをオススメします。
ご精読ありがとうございました。