こんにちは
美QOL 丹羽 弘昌です
今回は肩甲骨から首にかけて繋がっている「肩甲挙筋」をお伝えします
撫で肩で肩こりの方は十中八九この筋肉が硬くなっているので
ストレッチと肩甲骨を支えている他の筋肉を強くすることで
肩こりとお別れしてください
水色になっている部分が肩甲挙筋です
白い骨の肩甲骨から他の筋肉の下に潜って首についているのがわかりますでしょうか
普段の動きでは重い袋を持つときに肩をすくめるために働きます
首の周りはリンパ節も多く
この筋肉が引っ張られることで耳の中のリンパがつまり
身体のバランスをつかさどる三半規管
音を増幅させる蝸牛という部分に浮腫ができます
そうしてふらつきや耳鳴りになります。
肩甲骨は身体の前に引っ張られやすく
付いている肩甲挙筋も一緒に引っ張られてしまいます
なので他の筋肉より硬くなりがちなのです。
(筋肉は引っ張られ過ぎても、縮まり過ぎても硬くなります)
その結果が撫で肩や肩こりです
リンパだけでなく血管や神経も圧迫されるので痛みも出てきます
ではどうしたら解決できるか
答えは「肩甲骨を元の位置まで戻しましょう」です
普段の姿勢は実は正しい姿勢ではなく仕事や家事に特化した楽な姿勢をとっています
前のめり姿勢だったり、猫背がそうです
本来の位置より常に肩甲骨が前に出てしまっているので肩甲挙筋も伸びっぱなし
首のリンパ節も圧迫されっぱなしです
元の位置に戻すには他の肩甲骨を引っ張ている筋肉にもアプローチする必要があります。
前鋸筋、広背筋のストレッチ写真
前から肩甲骨を引っ張ている前鋸筋
後ろから間接的に肩甲骨を下に引き下げている広背筋
この二つの筋肉をこのように伸ばすことで
肩甲挙筋への負担は大きく減らすことができます。
そうしてからこのストレッチで本丸の肩甲挙筋を伸ばすことで
頭への血流が正常に戻って頭がすっきりするはずです
これらを続けると肩こり、耳鳴りがおさまってきます
今回は撫で肩の原因筋「肩甲挙筋」についてお伝えしました
肩こりは一つの筋肉が原因ではなく複数の筋が骨を引っ張ったり引っ張られたり
複雑な作用の末に起きています
しかしその根底にあるのは常に姿勢であることは変わりません
楽な姿勢はあとから肩こり腰痛といった形で返ってきます
普段から背筋の通った姿勢をすることでそれらのしっぺ返しからお別れできるので
長年お悩みの方も是非ご相談ください。
ご精読ありがとうございました。