こんにちは
美QOL 丹羽 弘昌です
今回は足のふくらはぎにあり
足底を支えている
「長腓骨筋」と「後脛骨筋」についてお伝えします
足底がペタッと地面についてしまう偏平足の方はこの記事をぜひ読んでください。
偏平足の仕組み
偏平足は足裏が地面と水平になっている足のことを言います
本来足裏は跳び箱のばね板のような働きがあり、足底アーチというものが形成されています。
![](https://be-quality-of-life-kenkoubijin.jp/wp-content/uploads/2021/12/IMG_2645.jpg)
足が裏が地面にペタッとしてしまうと
バネの効果がなくなり
本来より多くの運動量が必要になり疲れやすくなります。
また変に力が入ることで他の筋バランスも崩れ足首が硬くなったり
ふくらはぎが太くなったりします。
アーチを支えている筋肉
アーチを形作っているのは「骨」ですが
骨の位置を調整しているのは筋肉と靭帯です。
そしてアーチの最も重要な点を支えているのが「長腓骨筋」と「後脛骨筋」です。
このふたつの筋肉が正常に働くことでアーチは上に持ち上がり
ばね板としての役割を発揮してくれます。
逆にこの筋肉が使われない衰えることでアーチは下がり
偏平足になってしまいます。
ヒールの高さは足裏の平べったさ
長腓骨筋と後脛骨筋はアーチを支える他にも足首を地面側に傾ける働きもあります(底屈作用)
![](https://be-quality-of-life-kenkoubijin.jp/wp-content/uploads/2021/12/IMG_2648.png)
左の底屈の形を見てもらうとヒールの近い靴を履いている時の形ですね
ヒールが支えになって働かないといけない長腓骨筋たちが働けずに衰えていく
すると長腓骨筋のもう一つの働きであるアーチを支える力も衰えます
筋肉は働きが二つあっても片方の働きが弱まればもう片方の働きも弱まるのです。
厄介なのはヒールを履かなくなったあとでも衰えた筋肉はそのままなので
偏平足もそのままになってしまうことです
しかし、安心してください
意識して筋肉を使うことでその働きは元に戻りアーチも復活します。
衰えた筋肉を復活させるテクニック
敷いたタオルの端に指先をかけてクシャっとして引き寄せます
指をほどいて指の付け根より手前を支点にしてカカトを持ち上げる
カカトをおろしてまたタオルをクシャっと引き寄せる これをタオルがカカトに来るまで続けます。
重要なポイントはカカトを上げる時の支点
つま先立ちではダメです、根本の膨らんでる部分より手前を意識して支点にしてください。
地味ですがかなり効きます。
その支点こそ本来のバネを生かすポイントです
普段歩くときもそのポイントで地面をけることで自然と大股で疲れずに歩けます。
おわりに
今回は偏平足の原因がヒールの高い靴であることとその対処をお伝えしました。
ヒールは骨盤を前傾させて女性らしいプロポーションを強調できますが
使い過ぎると副作用もあることを頭の隅に留めておいてください。
人の身体は絶妙なバランスの上で最適な姿勢を自然と導いてくれています
ヒールなどのツールを使うことを否定はしませんが
ご自分の身体の可能性を信用されるのも大事だと私たちは思っております。
その手助けをいたしておりますのでお困りの際はご相談ください。
ご精読ありがとうございました。
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